9月28日(金)

    恵比寿のテアトル・エコー第2稽古場にて、夜7時より“初顔合わせ”が行われました。
    出席者は一葉会メンバー3名+キャスト3名+音響1名+演出の計8名。

    はじめに、演出の永井さんから今回のコラボについての説明があったあと、製本された最終稿が配られ、1作品ずつ“読み合わせ”が行われました。

    その後、ビールと軽いおつまみで“打ち入り”を行い、11時15分にお開きとなりました。

打ち入り風景。
左から、多田野さん、宮山さん、山崎さん、高橋さん

    ■初顔合わせ … 一つの作品を作るにあたりキャスト・スタッフが初めて集合すること。
             「顔寄せ」ともいう。
             だいたいは自己紹介→初めての読み合わせ→親睦会という内容で終わる。
    ■読み合わせ … 役者が各自の持ち役を声にして読み、演出家のダメ出しを受けつつ、
             各人物の性格や行動などをつかんでいくという稽古の第一段階。
             これに対し、「本読み」は、役者に全体像をつかんでもらうために、
             演出家や作家が最初に読んできかせること。最近はあまりやらないらしいが…。
    ■打ち入り  … べつに吉良邸に討ち入るわけではありません。
             「打ち上げ」の反対で、「これからこの顔ぶれで一緒に頑張りましょうねー」という
             最初の親睦会のこと。

 


11月3日(土)

    10月11日から始まった稽古もいよいよ大詰め。
    11月1日からは広いほうの第1稽古場に移り、11月3日には最終の通し稽古が行われました。
    この日は音響・舞監・ピアニストとすべてのメンバーが揃い、フルメンバーでの通しです。
    「ラブ・ストーリー」の衣装がまだ決まっていなかった宮山さんも、この日は何種類か試着してブーツカットのジーンズに決定。
    最初は紺のフレアスカートでしたが、あまり若々しくないというのと、ちょっと昔の女学生みたいってことで昨日却下になったのです。
    たしかにジーンズのほうがフレッシュな感じです。
    さらに「セッション」もセーターを茶色に変えて30代らしい落ち着きを出しました。
    今回、作品によって年齢がさまざまなので、衣装も少しずつ変えて印象に変化をつけるようにしています。

     

鏡に向かって「27歳の雅人」を作って(?)いる多田野さん。
この日のシャツはブルーですが、本番ではピンクにしたようです。

最初に永井さんが役者を紹介するシーン。
「背の順に並んでます。年の順ではありません」
というのが最初にかますギャグのようです。

第1話「ラブ・ストーリー」より。
雅人が遥香に「夏のポートレート」映画化への
意気込みを語る場面。

第1話「ラブ・ストーリー」より。
27歳という設定と、遥香への告白シーンが
むちゃくちゃ恥ずかしいと毎回騒ぐ多田野さん。

第1話「ラブ・ストーリー」より。
お茶目なお母さんを演じる高橋さん。
冒頭の登場がお茶目であればあるほど、
後半の告白が悲痛さを増します。

第1話「ラブ・ストーリー」より。
昔の恋に決別するつもりで書いたケータイ小説が
ベストセラーになってしまい、
かえって今の恋に迷いが出てしまう…という遥香を演じる宮山さん。

永井さんからダメだしを受けているところ。